都心からのアクセスが便利な川崎市高津区にある帝京大学医学部附属溝口病院です。医師・看護師を募集しています。
➀ 脳卒中に対する取り組み
脳卒中は治らない病気から、早期治療にて治さねばならない病気になっています。脳卒中集中治療室(SCU: Stroke Care Unit)での脳卒中患者管理により、死亡率減少、機能予後改善が期待され、2019年3月1日から、帝京溝口病院にSCUを設立し、同年9月1日より第一次脳卒中センターに認定されています。当院では神経内科医、脳神経外科医、放射線科医が24時間365日脳卒中患者に対応し、脳梗塞発症から4.5時間以内のtPA投与、6時間以内の血栓回収術可能です。また、SCU専属看護師、SCU専属理学療法士、医療相談の協力をえて、SCU患者に対応する早期機能回復に努めています。
②脳腫瘍に対する取り組み
脳腫瘍の治療は、術前診断、手術、術後補充療法が必須です。特に、手術では腫瘍の正確な部位を把握する必要があり、ナビゲーションシステムが必須です。当院ではナビゲーション、5-ALA(グリオーマに対し)、術中モニタリングにて正確な腫瘍摘出術に努めています。また、膠芽腫に対し磁場を利用した治療Novo TTFや全身の様々な癌に対する放射線治療(リニアック)も可能です。
③頭部外傷に対する取り組み
頭部外傷は軽症〜重症と程度が様々です。また、頭部外傷は子供が多く受ける疾患であり、年齢、重症度を問わず、幅広く受け入れる体制を整えています。また、重症患者管理のために8床の高度治療室(HCU: High Care Unit)を備えており、受け入れ体制は万全です。
④脊髄・脊髄疾患に対する取り組み
隔週水曜日に脊椎・脊髄外来をしており、頚椎〜腰椎までの脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腫瘍、外傷患者の診察をしています。また、末梢神経障害患者の受け入れもしています。
⑤機能的疾患(てんかん、顔面痙攣、三叉神経痛)に対する取り組み
てんかんを有する患者さんの重積発作は24時間受け入れています。また、三叉神経痛および顔面痙攣に対する手術も定期的に施行しており、小さな皮膚切開にて鍵穴手術をしています。
⑥認知症(水頭症)に対する取り組み
認知症患者は年々増加し地域の重大な問題となっています。認知症の中で外科的治療により治癒・改善が期待される疾患が含まれており、脳血管障害(脳主幹動脈の狭窄・閉塞)、外傷(慢性硬膜下血腫)、特発性水頭症などが該当します。これらの疾患は早期の外科治療により改善が望めるため、当科では患者の早期発見を促進するための活動を行っています。認知機能低下が疑われる患者には臨床心理士が諸々のテストを施行し、手術適応ではない患者の評価、外来治療も行っています。
もの忘れ