都心からのアクセスが便利な川崎市高津区にある帝京大学医学部附属溝口病院です。医師・看護師を募集しています。

診療科のご紹介

小児科 科長あいさつ

  小児科 科長あいさつ

 

  小児科医であることの喜び

 

  帝京大学医学部附属溝口病院

  小児科科長 井田孔明

 

  2021年4月より前任の渡辺博教授を引き継ぎ、小児科科長を拝命いたしました。私は当院に赴任するまでの長い間、埼玉県立小児医療センター血液腫瘍科および東京大学医学部附属病院小児科において、小児がんの診療に携わっていました。長い入院生活を送るこども達やそのご家族と一緒に病気と戦いながら、日々こどもの笑顔やかけがいのない命の大切さに触れていました。

  今年は当院に着任して12年目を迎えます。お陰様で外来患者数、入院患者数、紹介患者数、救急車受入れ台数いずれにおいても、少しずつ増加傾向にあります。ひとえに近隣のクリニックや地域の皆様のご指導とご協力のたまものであると心より感謝申し上げます。これからも、地域の小児医療に貢献したいと思っています。どうぞよろしくご指導のほどお願い申し上げます。(2024年4月1日)

―小児科専門医を目指す皆様へ―

  当院は、医師臨床研修病院に指定されています。そして2019年度には小児科専門医研修プログラムの基幹施設に認定されました。また帝京大学医学部附属病院小児科と東京大学医学部附属病院小児科専門医研修プログラムの連携施設にも認定されており、大学卒業後3年目から行う小児科専門研修の場としてこれまでに多くの専門研修医(専攻医)が育っています。

  私どもの小児科は地域に貢献する二次施設として小児の一般的な疾患を幅広く経験することができるだけではなく、大学病院としての専門的な治療を行うことができることを特徴としています。常勤スタッフには小児がん、血液、腎臓、内分泌、代謝の専門家がそろっており、豊富な経験と知識に基づいた研修を行うことができます。またアレルギー、循環器、神経、心理など多岐にわたる専門的な疾患も専門外来について学ぶことができます。新生児領域では在胎32週以降の新生児の診療を行っており、研修期間中は継続的に新生児の診療に携わることができます。地域医療として川崎市高津区や東京都世田谷区の保健センターで乳幼児健診を担当し、川崎市療育センターと連携して発達障害(神経発達症)、発達遅滞の児たちの支援にも取り組んでいます。

  研究に関しては、充実した臨床の上に立った研究を目指しており、いくつかの多施設共同臨床試験に参加しています。学会発表や論文作成についてもきめ細かな指導を行っています。興味のある方はぜひ下記までご連絡の上、見学にいらして下さい。歓迎いたします。

 

  帝京大学医学部附属溝口病院小児科医局:mpediatr@med.teikyo-u.ac.jp